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平成14年9月30日 東海地域のフィリピン海プレート内の地震活動は、昨年4〜6月の静岡県中部の活動終了以降、低い状態でしたが、最近、M3クラスの活動も見られ、平常レベルの活動に戻っています。 地殻内の地震活動は、全体としては平常のレベルです。駿河湾沿岸では今年に入って活動が低下していましたが、最近M2クラスの活動が見られるようになりました。 また、東海地域及び周辺の地殻変動には、国土地理院の観測によれば、昨年から長期的な変化が認められ、現在でも依然として継続しているように見えます。 この変動は、陸のプレートがフィリピン海プレートに対して、おおむね南東方向に、年間2〜3cm程度かそれ以下のゆっくりとした速度で滑っていることに起因するとみられます。主なすべり領域は、当初、浜名湖付近直下にありましたが、その後、北東方向にやや拡散しました。このすべりは東海地震の想定震源域の外の非地震性すべり(*)と考えられ、そのすべりの総量はモーメントマグニチュードで6.8程度に相当すると考えられます。 現在のところ、この変化はゆっくりとしたもので、他の東海地域の体積歪計などの観測項目も含め、東海地震に直ちに結びつくような変化は観測されていません。 |
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(解説) 地震活動については、フィリピン海プレート内の地震活動は、平常のレベルに戻っており、地殻内の地震活動は、全体としては平常のレベルで、今年に入って活動が低下していた駿河湾沿岸の活動は回復傾向というのが要旨です。地殻変動については、昨年の春頃から国土地理院のGPS観測網によって東海地域の広域で検出された非常にゆっくりとした非定常的な動きは、依然として継続しているように見えます(詳細は、「資料3」を参照してください)。また、気象庁の体積歪計などその他の地殻変動観測データには特段の異常は観測されていません。 直ちに東海地震に結びつくような変化は観測されていませんが、気象庁では今後とも注意深く監視を続けて行きます。 (*)非地震性すべり:プレート境界や断層での破壊が地震波を生じない程度のゆっくりとした速度で起こる現象。 |
| 資料1:フィリピン海プレート内部の地震活動の評価(pdf:73KB) |
| 資料2:地殻内の地震活動の評価(pdf:123KB) |
| 資料3:地殻変動の評価(pdf:141KB) |
| 資料4:東海・南関東地域の地震活動(2002年8月)(pdf:82KB) |
| 資料5:東海・南関東地域の地震活動(2002年9月)(pdf:74KB) |