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ホーム > 気象統計情報 > 火山 > 九州の活火山 > 雲仙岳

雲仙岳(長崎県)

1483m 北緯32度45分41秒 東経130度17分56秒 (平成新山) (世界測地系)

雲仙岳写真雲仙岳地図



概 要

 島原半島の中央部を東西に横断する雲仙地溝(幅約9km)内に山体の中心部があり、裾野 まで含めると南北25km の成層火山。火山の西部は古期山体、中央部に東に開いた妙見カル デラがあり、その中に普賢岳等の最新期の溶岩ドーム群。さらに東に眉山溶岩ドームがあ る。岩石は安山岩・デイサイト(SiO2 58〜 68% )。有史後の噴火で、溶岩流を3 回流出した が、噴火活動はいずれも普賢岳に限られる。地震や地熱活動は西半でより活発である。 1990(平成2)年11 月17 日、普賢岳山頂東側の地獄跡火口及び九十九島火口で水蒸気爆発 が発生、翌年溶岩ドームが出現して成長、火砕流を頻発した。別名、温泉岳。




最近1万年間の火山活動

 約6300 年前のアカホヤ火山灰の堆積後に、岩屑なだれが発生し現在の眉山の北方に堆積 物を残しているが、その給源は不明である。その後、約4000 年前には島ノ峰溶岩が噴出し、 火砕流を発生させた。さらに、約4000 年前には雲仙火山のうち、最も東に位置する場所に 眉山が生成し、北斜面に火砕流が発生した。これ以降の活動は、有史の活動であり、1663、 1792 年に溶岩の流出、1990〜 1995 年には、溶岩ドームの形成とドームの崩壊に伴って火砕 流が発生した(星住・宇都,2000)。



記録に残る火山活動

1997(平成9)年
火山性地震の発生は少なかった。橘湾を震源とする震度1 以上の地震が 年間5 回発生した。火山性微動は、5、10、11 月に発生し、計4 回観測した。11 月 11 日と13 日に発生したものは、傾斜変動を伴うものであった。
1998(平成10)年
火山性地震の発生は少なく、年間の回数は20 回であった。橘湾を震源 とする震度1 以上の地震が年間1 回発生した。火山性微動は、1、2、11 月に発生し、 計3 回観測した。1 月と11 月に発生した微動は傾斜変動を伴うものであった。
1999(平成11)年
火山性地震の発生は少なく、震度1 以上の地震の発生もなかった。火山 性微動は、5、11 月に発生し、各1 回観測した。
2000(平成12)年
火山性地震の発生は少なく、島原半島西部を震源とする震度1 以上の地 震を1 回観測した。火山性微動は、3、4、6、12 月に各1 回発生した。3 月28 日に発 生した微動は、普賢岳方向が高くなる傾斜変動を伴った。GPS 観測、光波測距観測お よびセオドライト観測では平成新山が自重沈降していると思われる変動は鈍化しな がら継続。
2001(平成13)年
火山性地震は、1 月18〜 20 日に平成新山の西約5km、深さ5km 付近を震 源とする地震が増加したが、その他の月は少なかった。火山性微動は、3 月に3 回、4 月に2 回発生した。
2002(平成14)年
4 月19 日に普賢岳方向が僅かに高くなる傾斜変動を伴う火山性微動が発 生し、直後に火山性地震が22 回と一時的に増加した。火山性微動は、6、7 月に各1回発生した。
2003(平成15)年
火山性微動が2 月に1 回、4 月に3 回発生した。

 <「標高、緯度・経度」、「概要」、「最近1万年間の火山活動」、「記録に残る火山活動」については日本活火山総覧(第3版)(気象庁編,2005)、国土地理院及び最近の観測成果による。>


火山観測

火山活動解説資料

 気象庁が実施した火山観測データの解析結果や,火山活動の診断結果を掲載します。毎月1回,上旬に公表します。

 

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