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ホーム > 気象統計情報 > 火山 > 北海道の活火山 > 有珠山 > 有珠山 火山活動の記録

有珠山 火山活動の記録

1663(寛文3)年8月16日 大噴火
8月12日〜 微動、鳴動。


8月16日 爆発。付近の家屋は焼失または埋没し、死者5名。小有珠溶岩ドーム生成?


1769(明和5)年1月23日 大噴火
明和火砕流、南東山麓民家焼失。小有珠溶岩ドーム生成?


1822(文政5)年3月12日 大噴火
3月9日〜 地震増加。


3月12日 爆発。


3月15日 活動さらに激烈。


3月23日 激しい震動・鳴動と共に火砕流(文政熱雲)が発生し、旧アブタ集落(今の入江付近)全滅。死傷者多数(死者数は三松・多田(2003)によると103名、大臼山焼崩日記によると82名、横山ほか(1973)によると50名)。オガリ山潜在ドーム生成。


1853(嘉永6)年4月22日 大噴火
地震が次第に激しくなり10日位経って、噴火が始まり激しい降灰。噴火は数ヶ月続き、火砕流も発生(立岩熱雲)。大有珠溶岩ドームが生成(あるいは成長)した。


1903(明治36)年5〜6月 鳴動。


1910(明治43)年7〜10月 大噴火
7月21日〜 地震開始。鳴動、震動が頻発。


7月24日 M5.0程度の地震が発生し、虻田村で半壊破損15棟。


7月25日 金比羅山で爆発開始。次いで金比羅山から東丸山の西に至る間に約45個の爆裂火口が次々に生じ、土砂・岩屑を噴出し、また泥流を流した。さらに西丸山の東部が隆起して溶岩ドームである明治新山(四十三山)を生じ、付近の地形は著しく変化した。この噴火で家屋・山林・耕地に被害。泥流で死者 1名。


10月 活動静穏。


1943〜1945(昭和18〜20)年 大噴火
1943年12月28日〜 地震継続。


1944年 噴火
1月末〜 南東側山麓で土地の隆起。


4月以降 隆起は次第に北方に移動。地割れ、地震が激しくなる。


6月23日 噴火
 火山灰を噴出。


7月2、3日 爆発
 多量の噴石、火山灰を放出して農作物に大被害。


7月11日 負傷者1名、家屋破損、焼失、農作物に被害。


8月26日 幼児 1名死亡、家屋焼失。


〜10月31日 数回の爆発
 この間も隆起現象は継続し、10月下旬には高さ100m以上の小山に成長。その後大きな爆発はなかったが、蒸気を吹き上げる。


12月20日〜1945年 黒色溶岩の尖峰が出現。隆起継続。


1945年9月 山頂が406.9mに達したところで隆起停止。生成された溶岩ドームは昭和新山と命名された。


1977(昭和52)年8月7日〜1978(昭和53)年10月27日 大噴火
1977年
8月6日3時30分〜 有珠山付近で有感群発地震開始。


8月7日9時12分 噴火
 外輪山内の火口原(小有珠南東麓)からデイサイトの激しい軽石噴火。


〜8月14日未明 噴火
 4回の大きな噴火を含む10数回の噴火が断続。噴煙高度は最高12000m。火口周辺地域には多量の軽石・火山灰堆積。降灰は道内119 市町村におよぶ。固形噴出物総量8.9×107m3


〜10月 地震活動及び火口原内の隆起現象が継続。この間噴火はなかった。山頂部の大きな地殻変動は北麓から東麓にもおよび、道路や建物、上下水道等に深刻な被害が生じた。


11月16日〜1978年10月27日 水蒸気爆発開始。新火口を次々に形成しながら継続。


1978年
7〜8月 マグマ水蒸気爆発。


10月24日 二次泥流により死者2名、行方不明者1名、軽傷者2名、住家被害196棟、非住家被害9棟、農林業・土木・水道施設等に被害。


〜1982年3月 地震活動及び隆起現象継続。
 この活動によりオガリ山と小有珠東麓部は約180m隆起し、形成された潜在ドームは有珠新山と命名された。また北外輪山と洞爺湖岸との距離は約180m短縮した。


2000(平成12)年3月31日〜2001 (平成13) 年9月頃 噴火
2000 年
3月27日午後〜 地震が徐々に増加。


3月28日1時31分頃〜 有感地震が発生し始めた。


3月30日〜31日 山頂部や北西山麓に断層や地割れが生じ、次第に発達拡大。


3月31日13時07分 地震活動のピークを過ぎた頃、西山西麓からマグマ水蒸気爆発。火口周辺に噴石を放出し、噴煙は火口直上で数100mに上昇した後北東側へ傾き、噴煙高度は3500mまで達し、風下の北東側に降灰、75km離れた千歳でも微量の降灰が認められた。31日の噴火による噴出物量は24万トンと見積もられた。


4月1日11時30分頃 金比羅山から新たな噴火活動。


〜4月中旬 小規模な水蒸気爆発を繰り返し、西山西麓と金比羅山周辺に65の火口を形成。複数の火口からは熱泥流が流下した。4月中旬以降活発な火口は4つ(西山西麓のN-B火口、N-C火口及び金比羅山北西麓のK-A火口、K-B火口)に限定され、西山西麓を中心に最大約80m隆起し、潜在ドームを形成した。


〜8月 隆起レートやそれぞれの火口における活動は徐々に低下。


8月 深部からのマグマ供給停止。K−B 火口では空振を伴う噴石等の噴出が継続。


dd>2001年
9月以降 K-B火口でも空振や火山灰噴出が見られなくなる。
2000年噴火に伴う総噴出物量は64万トンと推定された(ただし、主な火口近傍の火砕丘を除く)(大野ほか、2002)。



<日本活火山総覧(第3版)(気象庁編、2005)
有珠山の活動史,噴出物調査およびDisaster Mapと災害評価(勝井・他、1981)
有珠山(北海道防災会議編、1973)
およびその後の火山観測成果による。>

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