焼岳 記録に残る火山活動
- 1887(明治20)年頃~
- 中尾峠北側小丘に硫気孔を生じ、次第に山頂方面におよび樹木枯死。
- 1907(明治40)年 数回噴火
- 降灰、旧火口底に新火口生成。
- 1908(明治41)年3、7、11 月 噴火
- 降灰。
- 1909(明治42)年 噴火
- 1 月 鳴動、降灰。3 月 4 回噴火、噴煙多量、降灰。旧噴火口の西端近くに新火口生成。4 月2 日 噴火、鳴動、降灰。5 月 鳴動、降灰。6 月 鳴動、降灰、新火口生成。
- 1910(明治43)年11 月 2 回噴火
- 鳴動、降灰。
- 1911(明治44)年 噴火
- 5 月 爆発、鳴動、降灰。6 月 爆発、鳴動、降灰。7 月 爆発、火口生成、鳴動、降灰。8 月 降灰、鳴動。
- 1912(明治45)年2~ 7、9 月 噴火
- 降灰。
- 1913(大正2)年8 月6 日 噴火
- 鳴動、降灰。
- 1915(大正4)年 噴火
- 2 月 噴火、降灰。6 月6 日 噴火、噴火直前に地震群発。山頂東側の標高約1900m の台地から山頂東側壁に達する長さ1 ㎞ の大亀裂を生じ、この底部に数十個の火口生成。爆風による倒木、泥流による梓川のせき止め、決壊、洪水発生。大正池生成。同年7 月 小爆発。
- 1916(大正5)年4 月11 日 噴火
- 降灰。
- 1919(大正8)年11 月1 日 噴火
- 黒谷火口生成。
- 1922(大正11)年3 月19 日 噴火
- 降灰。
- 1923(大正12)年6~ 8 月 噴火
- 鳴動、降灰多量、養蚕に被害。
- 1924(大正13)年11 月17 日 噴火
- 降灰。
- 1925(大正14)年1~ 6、10~ 12 月 噴火活発
- 噴石、火柱。鳴動、降灰広範囲。
- 1926(大正15)年1 月27 日 小噴火
- 降灰。
- 1927(昭和2)年1、4 月 噴火
- 降灰。
- 1929(昭和4)年4 月19 日 噴火
- 鳴動、降灰。
- 1930(昭和5)年3 月13 日 噴火
- 1931(昭和6)年3、6 月 噴火
- 降灰。
- 1932(昭和7)年2 月6 日 噴火
- 降灰。
- 1935(昭和10)年9 月11~ 12 日 噴火
- 爆発音、有感地震。
- 1939(昭和14)年6 月4 日 噴火
- 降灰。
- 1953(昭和28)年
- 7 月下旬 地震群発。
- 1958(昭和33)年
- 6~ 9 月地震群発。
- 1962(昭和37)年6 月17 日 噴火
- 中尾峠側の山腹に長さ500m の割れ目(新火口)生成、多量の噴石、降灰、火口付近の山小屋で負傷者4 名。19 日 泥流。7~ 12 月にときどき小爆発や泥流。
- 1963(昭和38)年1~ 3 月 ときどき小爆発
- 降灰、地震群発。
- 1968(昭和43)年
- 11 月 地震群発。
- 1969(昭和44)年
- 8~ 9 月 地震群発。
- 1990(平成2)年
- 4 月1 日~ 5 月上旬 東方約10 ㎞ で地震群発、最大M4.6。
- 1995(平成7)年
- 2月11日、焼岳山頂の南東約3kmの安房トンネル建設に伴う国道158号線付け替え工事作業現場において水蒸気爆発が発生し、火山ガスを含む水蒸気と6000立方メートルを超す土砂が噴出し、
作業員4名が犠牲となった。また、その衝撃によって土砂崩れも引き起こされた。
- 1998(平成10)年
- 8 月7 日から上高地付近(東北東約5~10km)を震源とする群発地震活動が始まった。その後、徐々に地震回数は減っていった。
<平成20年8月1日 更新>
【訂正履歴】
2008年8月1日 1995(平成7)年2月11日の水蒸気爆発を、アカンダナ山から焼岳の火山活動履歴に記述変更。
<日本活火山総覧(第3版)(気象庁編,2005)およびその後の火山観測成果による。>