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浅間山に関する火山噴火予知連絡会統一見解

平成16年10月26日
気象庁


 浅間山は、今後も爆発的噴火を繰り返す可能性があります。引き続き火山活動の状態を注意深く監視していく必要があります。

 9月1日に爆発的噴火が発生した浅間山では、9月中旬以降、山頂噴火を繰り返しています。9月16日には山頂火口内に溶岩が出現していることが確認され、10月7日には約600℃の最高温度が観測されました。

 傾斜観測では、爆発的噴火の数時間〜1日前から山頂直下がわずかに膨張するような傾斜変化が観測されることがあります。また、重力観測でも、噴火前に重力値の変動が観測されています。
 火山性地震や微動の活動は継続しています。火山ガスの放出量も多く、1日あたり約1000〜3000トンの二酸化硫黄放出量が継続的に観測されています。

 光波測距による山頂近傍の地殻変動観測では、8月中旬から山頂付近がわずかに膨らむ変化が見られましたが、10月以降は停滞しています。周辺部のGPSによる地殻変動観測によれば、9月以降わずかに山体深部が収縮する変化が観測されています。

  以上のように、現在のところ、深部からの大量のマグマ注入を示す変化は観測されておらず、大規模な噴火が切迫していることを示す観測データはありません。しかしながら、浅部での活動は続いており、今後もこれまでのような爆発的噴火を繰り返す可能性があります。山腹では、これまで同様大きな噴石に注意が必要です。特に、風下では、噴石・火山レキ・火山灰等に注意が必要です。また、爆発時の空振にも注意が必要です。引き続き、火口底の状況、噴煙活動、地震活動、地殻変動等を注意深く監視していく必要があります。

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