火山名  浅間山  火山の状況に関する解説情報  第83号
平成21年3月16日16時00分  気象庁地震火山部

**(本  文)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>

1.火山活動の状況(15日〜16日15時)
 昨日(15日)23時48分頃、浅間山の山頂火口でごく小規模な噴火を
観測しました。噴煙は火口縁上200メートルに達し、東に流れました。東
側の山麓では、降灰は確認されませんでした。噴火の発生は2月17日以来
です。
 今期間、噴煙高度は火口縁上100〜600メートルで推移しています。
 15日以降、本日15時までの火山性地震及び火山性微動の回数(速報値
)は以下のとおりです。括弧内は、周期の短い地震の回数です。
              火山性地震   火山性微動
 15日          45回(3回)    3回
 16日(15時まで)   25回(0回)    6回

 傾斜計のデータには、火山活動によるとみられる特段の変化は認められま
せん。
 山体周辺のGPS連続観測では、2008年7月初め頃から深部へのマグ
マ貫入を示すわずかな伸びの傾向がみられています。
 火山性地震はやや多い状態が続いています。また、火山ガス放出量、噴煙
及び火映の状況から、山頂火口では依然として熱活動の高まった状態が続い
ていると考えられます。

2.防災上の警戒事項等
 浅間山では、火口から4キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が発生す
ると予想されますので、これらの地域では、弾道を描いて飛散する大きな噴
石に警戒が必要です。
 また、風下側では、降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意が必要で
す。
 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(火)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>