English
サイトマップ サイト内検索 ご意見・ご感想
ホーム
防災気象情報
気象統計情報
気象等の知識
気象庁について
案内・申請・リンク
ホーム > 気象統計情報 > 火山 > 週間火山概況 > 週間火山概況 2007年 No.8
2004年 No.19 火山の概況 (平成16年 4月29日〜平成16年 5月 5日)


 浅間山では地震がやや多い状態が続いた。火山活動度レベル(以下レベルと記載)は2。
 三宅島では噴煙活動が継続した。
 福徳岡ノ場では変色水が観測された。
 阿蘇山では熱的な活動が引き続き活発で、小規模な土砂噴出が継続した。レベルは2。
 桜島では爆発が発生した。レベルは2。
 薩摩硫黄島では降灰があった。
 諏訪之瀬島では爆発が多発した。


図1 記事を記載した火山

表1 最近1か月に記事を記載した火山

注1 記号の意味
▲:噴火した火山
●:観測データ等に変化があった火山
◆:前期間まで▲や●で掲載した火山の、その後の状況等
◇:その他記事を掲載した火山
@A等の丸付き数字:火山活動度レベル

注2 本文の火山名の後ろの[噴煙・噴気・地震・微動・空振・地殻変動・熱・火山ガス等]は、
変化があった観測データ項目を、数字は火山活動度レベルを示す。

浅間山  [地震・微動・熱]  レベル: (やや活発な火山活動)
 振幅の小さい地震は、昨年6月末頃からやや多く観測されるようになっているが、今期間も1日あたり21〜50回とやや多い状態が継続した。振幅の小さい微動は5回観測された(前期間は6回)。
 赤外線カメラ(群馬県林務部が火口縁に設置)では、火口底に引き続き高温部が確認された。

伊豆東部火山群  [地震]
 4月24日から活発化していた微小な地震活動は、その後もやや多い状態が続いていたが、5月2日にはほぼ収まった。

伊豆大島    レベル: (静穏な火山活動)
 地震活動、噴煙活動、地殻変動等の観測データには特段の変化はなかった。

三宅島  [噴煙]
 白色噴煙が山頂火口から連続的に噴出しており、期間中の高さの最高は火口縁上400mであった。
 振幅の小さいやや低周波地震は、1日あたり3〜34回と少ない状態で推移した。
 GPSによる地殻変動観測では、昨年6月頃から始まった三宅島の収縮傾向が継続している。

福徳岡ノ場  [変色水]
 30日に海上保安庁が行った上空からの観測によると、福徳岡ノ場から南西方向に、長さ1km、幅30〜50mの黄緑色の変色水が確認された。軽石等の漂流物は見られなかった。なお、同庁が4月13日に行った観測では、変色水等は確認されなかった。

阿蘇山  [熱・土砂噴出・微動]  レベル: (やや活発な火山活動)
 中岳第一火口では熱的な活動が引き続き活発で、小規模な土砂噴出が継続した。
 30日に阿蘇山測候所が行った現地観測によると、中岳第一火口の状況は、湯だまりの色は灰色、湯量は約3割(前期間も約3割)で、湯だまりの表面温度の最高は81℃(前期間70℃)、火口壁の最高温度は446℃(前期間383℃)と依然高温状態にあった。湯だまり中央部で約5mの土砂噴出が観測されたほか、湯だまり南西縁の噴気孔から勢いよく噴気を噴出し、噴気音の大きさは、誰にでも聞こえる程度であった。
 期間中、連続微動を観測した。また、孤立型微動は今期間819回発生し(前期間は818回)、依然として多い状態が継続している。
 噴煙は白色で、噴煙の高さの最高は火口縁上300m(前期間400m)であった。
 地殻変動等その他の観測データには特段の変化はなかった。

雲仙岳    レベル: (静穏な火山活動)
 地震活動、噴煙活動とも静穏であった。その他の観測データにも特段の変化はなかった。

霧島山  [噴気]
 29日及び2日に御鉢で火口縁を越える噴気が遠望カメラで観測され、その最高は火口縁上100mであった。

桜島  [爆発]  レベル: (比較的静穏な噴火活動)
 5月1日に噴火(爆発)が1回発生した (爆発の発生は2月20日以来。前期間は噴火が2回)。期間中の噴煙の高さの最高は火口縁上800m(灰白色)であった。鹿児島地方気象台(南岳の西南西約11km)では、昨年11月19日を最後に降灰は観測されていない。

薩摩硫黄島  [降灰]
 三島村役場硫黄島出張所によると、29日及び30日に集落(硫黄岳の西南西約3km)で降灰が確認された。

口永良部島  [地震・微動]
 地震の発生は、2月2日に多発して以降増減を繰り返しているが、今期間も短時間に集中して発生することはなく、期間中の合計は31回であった(前期間は17回)。火山性微動は1回発生した(前期間はなし)。

諏訪之瀬島  [噴火・爆発・微動]
 期間中、噴火を43回観測した。その内40回は爆発的噴火で、5月1日には35回(全て爆発的噴火)と多発した。遠望カメラによると、期間中の噴煙の高さの最高は火口縁上1,000m(灰白色)であった(前期間は700m)。
 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、29日及び5月1日に多量の火山灰を含んだ噴煙を上げているのを確認し、1日朝には爆発音や鳴動が確認された。期間中、集落(御岳の南南西約4km)では降灰はなかった。
 火山性微動は、期間中断続的に発生し、特に30日夜〜1日夜にかけて約26時間連続した。

表2 火山情報発表状況
火山名 情報の種類及び号数 発表日時 概 要
三宅島 火山観測情報第236号
↓(1日2回発表)
火山観測情報第249号
29日09:30

5日16:30
活動経過ほか(噴煙・地震・微動・空振・火山ガス・地殻変動の状況、上空からの観測結果、及び上空の風・火山ガスの移動予想)。
阿蘇山 火山観測情報第26号 30日11:10 火山活動は引き続きやや活発(孤立型微動やや増加、連続微動発生、小規模な土砂噴出多数発生、湯だまりの高温状態継続)。レベルは2。
諏訪之瀬島 火山観測情報第1号 1日09:30 火山活動が活発化。爆発的噴火が頻発。
火山観測情報第2号 4日10:40 やや活発な火山活動が継続。30日〜2日に爆発的噴火が多発。地震や微動のやや多い状態が継続。




週間火山概況閲覧ページへ戻る

気象庁地震火山部火山課
Volcanological Division, Japan Meteorological Agency (JMA)