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気象庁について
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気象庁は平成19年12月1日より、噴火警報及び噴火予報の発表と噴火警戒レベルの導入を開始した。
噴火警報及び噴火予報は、全国の活火山を対象に発表し、内容には警戒事項や警戒等が必要となる市区町村を明示している。噴火警報は、わかりやすさと速報性の観点から、噴火警報には火口周辺や居住地域等の対象範囲を表す語を付した名称及びその略称を用いている(表1-1、1-2、1-3)。噴火予報は、噴火警報を解除する場合や静穏(平常)な状態が続くときなどに発表する。
噴火警戒レベルは、火山活動の状況を噴火時等にとるべき防災対応を踏まえて5段階に区分したもので、それぞれのレベルにはとるべき防災行動を示すキーワードを付している。噴火警戒レベルは16火山に導入し、噴火警報または噴火予報で発表する(表2、図2)。
噴火警報及び噴火予報と噴火警戒レベルの実施に伴い、従来の火山情報(緊急火山情報、臨時火山情報、火山観測情報)と火山活動度レベルは廃止した。
現在の噴火警報及び噴火予報発表状況は以下のとおりである。

図1 噴火警報の火山
12月4日に行った現地調査では、二酸化硫黄の放出量は一日あたり1,400〜2,000トン(前回11月21日、1,800〜2,500トン)と依然として多量の火山ガス放出が続いている。
噴煙高度は火口縁上100〜200mで推移した。火山性地震はやや多い状態が続いている。
三宅島では火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生すると予想されるので、火口周辺では噴火等に対する警戒が必要である。また、風下にあたる地区では火山ガスに対する警戒が必要である。雨による泥流にも注意が必要である。
国土地理院及び防災科学技術研究所の観測によると、地震活動は11月頃から落ち着いた状態で経過しているが、島全体が大きく隆起する地殻変動は鈍化したものの現在も継続している。
硫黄島では火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生すると予想されるので、従来から小規模な噴火がみられていた領域では警戒が必要である。
海上保安庁、第三管区海上保安本部及び海上自衛隊が行った最近の上空からの観測では、福徳岡ノ場付近の海面に、火山活動によるとみられる変色水が確認されている。
福徳岡ノ場では小規模な海底噴火が発生すると予想されるので、周辺海域では警戒が必要である。
今期間、噴火は観測されなかったが、長期にわたり噴火を繰り返している。
火山性地震及び火山性微動は、消長を繰り返しながらやや多い状態が続いている。
国土地理院のGPS観測によると、姶良(あいら)カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ注入によると考えられる長期的な膨張が続いている。
桜島では今後も南岳山頂火口及び昭和火口の周辺に噴石を飛散させる程度の小規模な噴火が発生すると予想されるので、これらの地域では噴火に対する警戒が必要である。
硫黄岳山頂火口の噴煙活動はやや活発な状態が続いており、噴煙高度は火口縁上概ね100mで推移した。火山性地震はやや多い状態が続いている。
薩摩硫黄島では硫黄岳山頂火口から半径約1kmの範囲に噴石を飛散させる程度の小規模な噴火が発生すると予想されるので、これらの地域では噴火に対する警戒が必要である。
火山性地震及び火山性微動は消長を繰り返しながらやや多い状態が続いている。
口永良部島では新岳(しんだけ)火口から半径約1kmの範囲に噴石を飛散させる程度の小規模な噴火が発生すると予想されるので、これらの地域では噴火に対する警戒が必要である。
11月30日〜12月2日に御岳(おたけ)火口で爆発的噴火が発生したほか、小規模な噴火が時々発生した。
火山性地震及び火山性微動は消長を繰り返しながらやや多い状態が続いている。
諏訪之瀬島では今後も御岳火口から半径約1kmの範囲に噴石を飛散させる程度の小規模な噴火が発生すると予想されるので、これらの地域では噴火に対する警戒が必要である。
